2019年11月29日

野党の攻撃箇所はそこじゃない

【英語民間試験 下村氏「東大に活用するよう指導を」党内会議で】
 今月導入が延期された英語の民間試験について、東京大学は去年4月、それまでの慎重な姿勢を転換し、活用へとかじを切りました。
 今回、NHKは、その直前に開かれた自民党の会議の音声データを入手しました。そこでは大臣経験者が、東京大学に民間試験を活用するよう、文部科学省に指導を求める発言などをしていたことが分かりました。専門家は「大学が萎縮する発言だ」と指摘しています。これについて、東京大学は外部からの影響はなかったとしているほか、大臣経験者は「発言は当たり前で議院内閣制の意味も無くなる」と話しています。
大学入学共通テストの英語の民間試験について、文部科学省は今月、導入の延期を決めましたが、その決定過程などが不透明だと批判されています。
 NHKは、去年4月13日に開かれた自民党の教育再生実行本部の音声データを入手しました。この会合には、自民党の国会議員に加えて、文部科学省の幹部や、大学の関係者なども呼ばれ、英語の民間試験をテーマに意見が交わされました。
 当時、文部科学省は、民間試験を大学入学共通テストに導入すると公表していましたが、多くの大学はそれを活用するか、態度を表明せず、東京大学が去年3月に、現時点では入試に活用することは拙速だと会見で表明したことが注目を集めました。会合では、主査を務めた遠藤利明元オリンピック・パラリンピック担当大臣が、東京大学の五神真学長らが訪ねてきて、会見の内容を説明したと報告しています。
 さらに、下村博文元文部科学大臣が、東京大学の名前を挙げて、「間違ったメッセージを国民や他大学に対して、与えている。文部科学省は、よく東大に指導していただきたい」などと発言していました。東京大学は会合の2週間後に、民間試験の活用を検討すると方針を転換しました。大学入試の方法や内容は、憲法が保障する学問の自由に基づいて、大学の権限で、決めることになっています。取材に対して、東京大学は、「文部科学省や政治家からの指導や問い合わせはありません」と回答しました。
(11月19日、NHKより抜粋)

立民がダメだ(先がない)と思うのは、「桜を見る会」や前夜祭のようなブーメランにしかならないテーマにばかり食いついて、腐敗の本丸を見逃してしまう点にある。腐敗の根がより深く、より市民に実害を与えているのは、文科利権の方であり、さらには日米貿易交渉や在日米軍駐留費問題であろう。

ゲーマーに喩えるなら、全く筋違いのところを攻撃して時間と資源を食い潰してしまう下手を打っている有様だ。
素人ゲーマーは、マップ上の見た目や勝利得点の高さ、あるいは単純に攻撃しやすい場所であることなどにつられて、長期的視点を欠いた攻撃をしてしまうことが多いが、立民はまさにそれだろう。
桜を見る会などはせいぜいが助攻の対象であって、主攻勢軸はあくまでも文科省と公文書管理に絞るべきだ。そして助攻はゲリラ戦を得意とするNK党に任せるべきだろう。

そもそも園遊会や桜を見る会は、「権力への近さ」を競争させ、誇らせ、権力の藩屏を構築するための手段であり、存在自体が封建的あるいは権威主義的なものであって、自由、平等、公正の原則に反するものだ。本来は憲法原理に照らし合わせて、全て廃止するくらいの主張をしなければ、憲法原理を理解しているとは言えないだろう。安倍総理は道具の使い方がまずかっただけで、本来はその道具そのものが「悪」なのだ。

こういう点でも前の前のボスは本当に偉かったと思うが、まともな人ほど政治から遠ざかってしまう現状は本当に末期的だと思う。
同時に派手な獲物に食らいついて全体が見えなくなっている野党もまた未来が無いと言えるだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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