2020年01月16日

ト大統領「カネ出さないなら出て行かねぇ」

【イラク議会、駐留米軍の撤退を要請 トランプ氏「大きな制裁」を警告】
 イラク議会は5日、米無人機の攻撃により首都バグダッドの空港でイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のガセム・ソレイマニ司令官らが殺害されたことを受け、国内に駐留する米軍の撤退を求める決議を可決した。これに対しドナルド・トランプ米大統領は同日、イラクに「とても大きな制裁」を科すと警告した。
 米フロリダ州での休暇から首都ワシントンに戻る大統領専用機エアフォースワンの機内でトランプ氏は、イラク駐留米軍が撤退を余儀なくされれば「対イラン制裁がおとなしく見えるほど」の「かつてない規模の制裁」をイラクに科すと警告。イラク国内にある米軍基地には「ばく大な費用」がかかっているとして、「イラク側がそれを返済しない限り、われわれは出て行かない」と述べた。
 また、トランプ氏はイランへの「大規模な報復」も改めて警告。攻撃対象にはイラン国内の文化遺産も含まれ得るとした先の発言に殺到している批判を一蹴し、「彼らは米国民を殺害できる。米国民を拷問し障害を負わせることも、道路脇に仕掛けた爆弾で米国民を吹き飛ばすこともできる。それなのに、われわれは彼らの文化遺産に触れることもできないというのか? そうはいかない」と記者団に語った。
 これに先立ち、臨時招集されたイラク議会はソレイマニ司令官を殺害した米国の攻撃を「政治的暗殺」と非難。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討のためイラク政府の要請で2014年から国内各地に駐留する米軍部隊約5200人を含む有志連合の外国軍すべてについて、「掃討支援要請の破棄を政府に求める」決議を採択した。
 イラク内閣は何らかの決断を下す必要があるが、臨時議会に出席したアデル・アブドルマハディ暫定首相は演説で、米軍の撤退を支持すると表明している。
(1月6日、AFP)

押し込み強盗が「強盗にかかった費用を出さないなら出て行かねぇ」と家を占拠してしまう構図。
イラクにそんなカネがあるなら、最初から米軍にいてもらう理由が無いわけで、無理筋もいいところ。
アメリカは完全にヤクザになったわけだ。世界最強の武力を持っているから、誰も何も言えないところがまた凄い。むしろイラク議会の勇気を褒め称えるべきかもしれないが、彼らは彼らで尻に火がついているわけで、どこまでも救いが無い。

日本も在日米軍駐留費を全額拠出するか(思いやり予算4倍)、自力で防衛費を5兆円増やすか(対GDP比2%)の二択を迫られており、本来は他人事で無いはずだが。。。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | ロシア、中国、国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イラク政府が米軍居座りは侵略だとして安保理に訴えれば愉快ですが。
拒否権行使でも米国は面目を失う。

しっかし、本件、イラン政府もイラク議会もプロレスなんでは。
Posted by taka at 2020年01月16日 18:51
政治はやはり政治家の体面が大きく作用するので、常にプロレス的な要素があるのは確かですし、特に今回のアメリカとイランの対応はそうした面が強く出ていますよね。
とはいえ、実際にそこに住んでいる人たちからすれば、迷惑極まりない話だとも思います。
Posted by ケン at 2020年01月17日 12:03
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