2020年06月12日

今秋に解散・総選挙?

【二階氏「早期解散の必要性感じない」】
 自民党の二階俊博幹事長は1日の記者会見で衆院解散・総選挙の時期について「特に早期解散の必要性を感じていない」と述べた。「今は新型コロナウイルスの問題解決に懸命に努力するのが大事だ。なお必要があればやればいい」と話した。「解散はいつあってもいい。自民党はそれだけの準備はしている」とも語った。
(6月1日、日本経済新聞)

本来であれば、五輪の大花火を上げたところで、満を持して秋に解散・総選挙に打って出て、野党はほぼ壊滅という流れにあったが、コロナ渦によって全て吹き飛んでしまった。
ゲーマー的には、「イベント強力すぎだろ!くそゲー」と言いたくなる展開だが、リーマン・ショックであれ、東日本大震災であれ、現実は往々にして「強力すぎるランダム・イベント」が発生する。

来年の9月には自民党総裁の任期、10月には衆議院の任期が満了するため、任期満了を待つ場合は、自民党は安倍総裁の四選か次期総裁を選択した上で、総選挙に臨む必要がある。しかし、これは野党側に最も有利な展開である上、自民党にとっても不都合が多い。
安倍氏の四選は党規約の改正が必要である上、さらなる長期政権による緩みが出る恐れが強い。すでにコロナ対応での不満が広範に高まっており、リスクも高い。かといって、有力な後継者がいないため、例えば岸田氏などが後継に選ばれたとしても、指導力を発揮する時間も余裕も無い。敢えて言えば、小泉氏などで人気勝負に出る手は考えられるが、後先考えないで、「今さえ良ければ良い」ような話だろう。

順当に行けば、五輪中止に関係なく、秋の臨時国会冒頭に解散し、10月にも選挙を行う可能性が高いものの、コロナ第二波のリスクは非常に高く、ゲーマー的に言えば、2Dで6以下か7以下で「第二波きて敗北」となりかねない。解散して、投票するまでには一ヶ月近くが必要となり、その間に第二波が来た場合、「こんな時に解散しやがって」「とにかくお前らにコロナ対応はさせられない」と野党側に有利になる恐れがある。つまり、解散カードを切ること自体がバクチになってしまっているのだ。
荒技では真夏に臨時国会を召集して解散・総選挙に打って出るという手もあるのだが、やはりバクチ要素が多すぎて、よほどの覚悟が無いと、その決断は難しいだろう。以前の安倍氏ならやっていたかもしれないが、さすがに弱気、あるいは「もう十分」になっているという話もあり、どうも「ガンガン行こうぜ」展開にはならなさそうだ。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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