2020年06月20日

国家公務員の受験者が減少

【総合職の応募、4年連続減 国家公務員試験 人事院】
 人事院は10日、2020年度の国家公務員採用試験について、中央省庁の幹部候補となる総合職(大学院修了・大卒程度)の申し込み状況を発表した。申込者数は前年度比3.3%減の1万6730人で、4年連続の減少となった。 
(6月10日、時事通信)

公務員の受験者が減少傾向にある。
これは国家公務員に限らず、地方公務員も同様で、景気の良い都庁ですら減少し続けている。
若年層の絶対数自体が減少しているのだから、減少傾向は避けられないとしても、民間経済の将来性の低さを考えれば、もっと安定志向が示されても良さそうなところだが、現実は逆で、志望者の減少が止まらない。

やはり数々の不祥事、公務員バッシングと同時に、過酷な労働環境が知られるようになった他、国家公務員の場合、内閣人事局の設立によってますます官僚の自律性が失われて、昇進基準が「政権への近さ」で計られてしまうことが明白になったことも大きいかもしれない。
また、最近の若年層では転勤を嫌うものが増えていると聞く。その結果、都心部の市役所、区役所はともかく、都道府県庁ですら忌避される傾向にあるという。
公務員の定数が削減され、非正規職員ばかりが増員されている結果、正規職員の負担と責任は重くなる一方にある上、OJTも不十分な状態が続いており、教員などでも「1年目から担任」という、「訓練後いきなり硫黄島」みたいな事態に陥っている。同時に非正規との軋轢も増しており、職場内の空気は「常に悪い」と聞く。

「民主的」な選挙によって公務員定数の削減を競い合った挙げ句の果てであり、原理的には「有権者全員の責任」となるわけだが、「貴様も責任がある!」と言われると、どうにも納得が行かない。
posted by ケン at 12:00| Comment(3) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もしかして、単純に「日本国」ってのが、若者や日本人に忌避され始めた・・・てことかも。

明治帝政へのサイレント革命活動・・


て甘い見方も書いてみます。


Posted by 遍照飛龍 at 2020年06月20日 20:11
民間だと非正規からの転換の機会がある場合がありますが、公務員にはないのでしょうか? 働き方としても、実務経験優先となって良いと思うんですがね
Posted by ガースー at 2020年06月21日 08:25
公務員の中途採用も増加傾向にありますが、これまた色々と法律上の縛りがあるようで、民間からの採用はOKでも、非正規からの正規化は難しいようなんですね。意味不明としか言いようが無いですが。

日本の場合反体制運動へと転化するのではなく、国民がどんどん国家から遊離して、無関心、無関与を決め込む、ソ連・東欧型に近いと思います。
Posted by ケン at 2020年06月21日 09:52
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