【連合東京は小池氏支持 都知事選】
連合東京は17日の執行委員会で、東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)に再選を目指して出馬する現職の小池百合子知事の支持を決めた。前回知事選は自主投票だった。都知事選をめぐっては、立憲民主党が宇都宮健児元日弁連会長を支援し、国民民主党は自主投票を決定している。連合は両党の支持母体だが、対応が分かれた。
(6月17日、時事通信)
連合東京というのは、東京のサラリーマンの組合なので、マルクス的な意味での労働者から最も遠い存在にある。
それだけに、都政ともズブズブの関係にあり、東京五輪も彼らにとっては「利権そのもの」なのだ。
連中は都知事の現職であるならヒトラーでも東条でも支持するという意味で、まさに産業報国会そのものと化している。
連合はもはや私の中では、「弾圧されても助けてやらない」存在になっているが、せめて労働者代表を僭称することだけは今すぐ止めて欲しい。
つーか、政治から手を引けば良いのに。
新たな首長が誕生した場合は、一から利害調整を行う必要があるので、ツーカーで話せる現職が良いわけです。
特に連合東京の場合、大企業の正社員が殆どを占めていますから、例えば「五輪推進」だけ考えても、小池氏の方が都合が良いわけです。
小池氏に限らず、連合東京はこの間ずっと現職を支持してきました。猪瀬すら支持してたのですから。前回は現職がいないため、「自主投票」としていますが、これだけで連合という組織がわかると思います。
ですから、東京の問題というよりも、大企業のサラリーマンが中心となっている連合が大企業と正社員の利権を保護している結果、中小企業や非正規が搾取される構図にあるとみるべきでしょう。
私が議員秘書だった折、連合加盟組織からの要請といえば、JRやJPやNTT、あるいはトヨタや日産などの大企業の利益の最大化であって、労働者全体の権益拡大など二の次でした。
マルクスの指摘は俄然有効です。