2020年07月18日

オンライン授業を終えて 2020.07

いささか時機を逸してしまったが、オンライン授業のみで半期を終えた感想を述べておきたい。

後期の授業はオンライン向きのものが多かったため、助かった側面が大きい。
「日本概況」は日本経済とその周辺に関する講義なので、そもそも問題はなく、「日語視聴説」は見せる映像の前提知識と語彙の説明だけして、「後は自分で映像をダウンロードして見て、コメント書いて提出」なので、これも問題ない。視聴説については、通常授業では半分はコメントを書かせるが、もう半分はその場で学生にコメントを言わせて、議論させたりする形式にしている(なかなか議論にはならないのだが)。
作文は、そもそも普段から半分は文法などを説明して、もう半分はその場で課題を与えて書かせているので、それがオンラインになっただけの話だった。最近は、機械翻訳を使ってそのまま提出する学生が増えているので、教室で作業させるケースが増えているが、今回は仕方あるまい。実際のところは、「ズル」する学生は意外と少なく、例外に止まっており、安堵した次第。

学生の顔や反応を見て、その場で質問するのが難しいため、コメントを書かせることが増え、全体の作業量は増えてしまったが、出勤時間が無くなった分と相殺なのかもしれない。
「質問するのが難しい」というのは、そもそも質問しても返事が無いことが多く、果たしてどこまで理解しているのかも不安になるほどだったが、試験やアンケート調査を見る限り、特段の問題は無さそうだった。
それでも、やはり一方的な話になってしまうのは避けられず、せっかく外国人教員として授業しているのに、もったいない点は否めない。とはいえ、双方向性を高める努力はすべきだろう。良いマニュアルがあると良いのだが。。。

オンラインで学生に発表をさせて見たのだが、通常よりも棒読み度が増してしまっており、これも避けられない問題なのだが、指導すると言ってもなかなか難しいところがある。教員だって、棒読みになっているものが増えていることは容易に想像が付く。
「やらないよりはマシ」というところだろうが、改善点は検討すべきだろう。

個人的には「何とかノルマをクリアした」という印象だったが、試験後のアンケート調査では、いくつかの要望はあったものの、全体評価は非常に高く、「マジか?」と思うくらいだった。
「真面目」「真摯」などの評価は、私からすればむしろ「中国人教員はどれだけいい加減なんだ」と思えてくる話なのだが、ここは素直に好評価を受けておくべきだろう。オンライン用に一から内容と教材を作り直した甲斐はあった。

来期(新学年)は9月後半からのスタートになったが、8月までに日中間の国境が開放される見込みは薄く、現実には「ギリギリ間に合えばラッキー」くらいの状況にあるが、それも「第二波」がくれば、日本に戻れなくなってしまうだけに、色々悩ましいところではある。
今は、「初めてのオンライン授業」を高評価で終えたことに満足したい。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 教育日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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