2020年07月25日

Netflix「ヒトラーの共犯者たち」

2017年制作の英国製ドキュメンタリー。
ヒトラーではなく、ヘス、レーム、ゲーリング、ヒムラー、ゲッベルス、ボルマン、シュペーアなど側近の視点からヒトラーとナチスを描く。

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Netflix「ヒトラーの共犯者たち」

彼らの行動基準は「いかにしてヒトラーに気に入られて出世し、ライバルを蹴落とすか」にあり、それに沿って時に共闘し、時に陰謀をめぐらしていく。「どれだけ総統を喜ばせることができるか」を競い合う側近の行動がヒトラーの妄想をさらに暴走させ、際限なき侵略と殺戮へとヒートアップさせていった。逆にヒトラーからすれば、側近を競争させることで自分の権威を高める構図にあった。
ゲーマー的に言うなら、協力型ゲームなのに参加者は全員個別の勝利条件を追求、気づいたときにはもう破滅していた、という感じ。

いささか記号化し過ぎている嫌いはあるものの、最新の研究を反映させており、再現ドラマの完成度も高く、記録映像を交えながら緻密に作られている。
一時間番組で十本と、ドキュメンタリーとしてはけっこうな分量があるのだが、ドラマを見ているかのように飽きさせない作りになっている。


posted by ケン at 12:00| Comment(0) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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