2021年01月16日

日米の理想の政治家は?

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要はメディア露出が多く、知名度がものを言うという話。
この手の調査はもはや「知ってる政治家の名を挙げてください」というのと大差なくなっている。

議会制民主主義とは、「合理的かつ理性的」な認識を有する「自立した市民からなる主権者」が「選挙を通じて最適な主権代行者を選出」するという前提の上に制度設計されているが、前提が成立し得なくなっていることを示している。

ソ連崩壊は直接的な原因は経済破綻であったものの、原理的には「社会主義の理想(職住の完全保障)が実現不可能になった」ことに起因している。原理の瓦解は大衆の支持を失わせ、国家の瓦解に際し無関心あるいは打倒へ向かわせるためだ。

日米欧における議会制民主主義の前提崩壊もまたこれと同じ類のものとなる蓋然性が高い。
今後はさらに大衆の無関心と不信が増幅し、不満をためてゆく流れとなるだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  アメリカの場合、「最も尊敬する女性」がミシェル・オバマ夫人ということですから、どこまで政治の分極化が進んでるんだよ、という話ですが…。
  トランプ支持者が連邦議会に乱入する一方で、共和党の地盤だった、南部ジョージア州で大統領選、上院選の決戦投票で民主党が3連勝できた(これで一応、大統領のほか、上下院の多数派も辛うじて確保できた)背後では、このような(特に、低所得の黒人をはじめとする、有色人種の)有権者を投票に動員するための強力な働きかけがありました(「民主党勝利「陰の功労者」ステイシー・エイブラムスがすくい上げた「80万人の声」(http://news.yahoo.co.jp/articles/c1860ea10aa881b99898ad3ab6dad7a549636664?)。
  まさに、「民主主義とは、ある「状態」のことを指すのではない。「行為」のことだ(故ジョン・ルイス下院議員)。」ということですね。こちらは、今日のアメリカ民主主義の、将来に希望を持たせてくれる方の一面であります。
  さて、GHQによって民主主義を恩恵的に上から与えられただけの、現代の日本人はこれだけ情熱的に選挙運動に取り組むことができるのでしょうか?
Posted by SATO at 2021年01月18日 17:20
政治制度としての民主主義は、「全ての市民が主権意識を持って自律的に自らの主権を行使する」という前提の上に成り立っているので、主権意識が低下し、無関心層が増えただけで前提が失われてしまいます。

また、近代国民国家は「俺たち国民は同胞だ」という共同体幻想の上に成り立っていますが、インターネットとグローバル化によって、幻想が成り立たなくなりつつあります。同時に経済格差の拡大によって、階層意識の分化が進み、共同体の形成が難しくなっています。

アメリカの場合、主権意識は残っているようですが、国民国家としてはもはや成立困難になっていると考えられます。
逆に日本の場合は、国民国家としての幻想は保たれている一方、主権者意識は低下の一途にあり、政府や自民党もそのように仕向けています。
しかし現実には、どちらか一方が失われても、従来の体制を維持するのは困難だろうと考えられます。
Posted by ケン at 2021年01月19日 15:26
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