2021年02月23日

森会長の辞任は宗主国の意向だった

【米NBCサイトに森氏批判意見記事「聖火落とした」】
 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森会長の発言をめぐり、米国で五輪の放映権を持ち大きな影響力を持つNBCはニュースサイトに、森氏の辞任を求めるオピニオン記事を掲載した。元プロサッカー選手でもあるパシフィック大政治学教授のジュールズ・ボイコフ氏が執筆。「東京五輪の森会長が大坂なおみらから性差別で非難された。彼は去らなければならない」と見出しを掲げた。
 森氏の発言について「今、森会長は聖火を落とした」などと皮肉まじりに、性差別発言の内容を紹介。「中途半端な謝罪をした後、職にとどまった」と経緯を説明した。森発言を「日本における、より広い問題の一部」とし、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で日本が153カ国中121位ということも紹介。その上で「森氏はカーテンを開けて世界に見せた。誰かが性差別発言のために職を失うに値する時があるとすれば、今だ」とした。
 IOCについても「沈黙の後に森発言を非難する声明を発表」と対応を批判。「重要なのは、IOCが正しいことを行い、森氏に辞任を強いることができるかどうかだ」と迫った。
(2月11日、日刊スポーツ)

一度は「謝罪したので終了」と言っていた森とIOCだが、一転して辞任に向かった。何故か。
宗主国の意向が働いたらしい。
自国民に対しては強硬姿勢で臨むくせに、宗主国の意向には渋々従う開発独裁国の典型とも言える結末。まぁ昭和帝政そのものなのだが。
モスクワの意向で辞任を余儀なくされた、チェコスロヴァキアのノヴォトニーや東ドイツのウルブリヒトらを思い出す。

そもそも五輪憲章が「政治的中立」を謳っているにもかかわらず、自民党の元総理をJOCの会長にした挙げ句、差別発言に対しても理事会は動かずに容認、宗主国の意向で辞任したものの、理事会の意向も問わずに後任に重度の民族差別主義者のお友達を推薦するという閉鎖性と差別性。さらに、都知事は関東大震災に伴う大量虐殺事件の否認論者というおまけ付き。

アメリカとしても、ウイグルや香港問題で北京五輪をボイコットする場合、「じゃあ、東京五輪はどうなんだ?」と問われかねない危険性をはらんでいる。基本的には「五輪ボイコット戦術」は批判的にとられているが、今後アメリカの世論がどちらに傾くかはわからない。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: