2021年03月05日

返納すれば贈賄バレてもOKという高級役人

【接待問題の山田広報官、給与を自主返納 飲食代も返金】
 菅義偉首相の長男の勤め先の放送関連会社「東北新社」から接待を受けていた総務省出身の山田真貴子・内閣広報官は24日、1カ月分給与の10分の6を自主返納し、7万4千円とされる飲食代を東北新社側に返金することを、加藤勝信官房長官に伝えた。広報官の職は続けるという。
 加藤氏が記者会見で明らかにした。加藤氏によると、山田氏は「深く反省する」として、自主返納や飲食代の返金を申し出たという。加藤氏は「本人は今回のことを深く反省し、職責の重さを十分に踏まえた対応と受け止めた」と述べた。山田氏には「高い倫理観をもって公正に職務を遂行するよう、いっそう精励してもらいたい」と伝えたという。
 総務省は接待問題で同省職員を処分したが、すでに同省を退職した山田氏は対象外となっていた。
(2月24日、朝日新聞)

いやはや、ニッポンスゴイデスネ。
色々突っ込みどころが多すぎる展開。
一回7万円の飲食接待は個人としては高額だが、収賄としては高額とは言えない。
とはいえ、これは判明しただけのものであって、氷山の一角に過ぎない可能性も十二分にある。

中国では、外国人の私に対してすら、「すみません。今いろいろ厳しくてお茶しかお出しできないんです」と喫茶店(ちょっと高級な)で接待するほどで、パーティーの類ですら酒も出なかったりするのに。

日本のほうが、「バレちゃあしょうがねぇ。給料を半分返すからこれで許せや。」と役人文化がヤクザ化している。
法律上は接待のみでも贈賄やあっせん利得罪も成立しうるが、利害の共犯関係や斡旋、そして報酬の約束など犯罪構成要件が非常に厳しいため、ほぼほぼ立件されないのが実情だ。
今回も、総務官僚、総務省出身の内閣広報官(当時は総務審議官)が、許認可の関係にある放送局から過剰な接待(一回七万円以上)を受けたのだから、これだけでも倫理上アウトなはず。

こういう時に「女性目線を大切にしたい」とか言ってしまうあたりも、危機管理者としてはダメだろう。腐敗とジェンダーは関係ない。

帝政末期の腐敗としてはショボい気もするが、この辺が日本経済の実情をも反映しているのだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
入院費も一泊10万じゃぁきかないでしょうね〜
Posted by o_tsuka at 2021年03月05日 13:52
政治家が使う山王病院の場合、スペシャルルームは15万円ですが、平均帯は4〜6万円のようです。
ま、機密費から出てるでしょうから、関係ないでしょうけど。
Posted by ケン at 2021年03月06日 10:56
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