2019年02月12日

ちょっと関西へ

色々な用件が重なって、ちょっと箱根の向こうに行くことに。
まず元ボスの地元事務所に挨拶。夏は渡航準備で忙しく、挨拶に行けなかったためだ。

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路面バスで立ち寄った多賀SAにて信楽焼

次いで京都へ。
白井同志と情報・意見交換するためであるが、京都国立博物館で公開されている「天皇の即位図」が見たかったこともある。
京国は、私が大好きな三十三間堂に近く、京都駅から歩いて行けるという利点もある。

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京都国立博物館は何十年ぶりかだったが、旧館は閉館。新館での展示になっており、少し残念。
しかし、常設展を含め、展示の質は非常に高く、改めて弾丸ツアーながら、京都に来て良かったと思う。

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さらに錦市場で土産を買い、夜同志と合流、痛飲。バーでは、次々と「先生、先生」と人が寄ってきて、プチ芸能人状態だった。
私が多少心配していたのは、東京から京に移住した同志がいじめられていないかというもの。
先日逝去した梅原猛は、京都人を自負し、京都学派を代表して名誉市民号まで得たが、現実には死ぬまで京都の名士たちから「外人のくせに」といじめられ続けたという。だからこそ、梅原は一層自らが「京都人」であることを強調し続けなければならなかったと言われる。
幸いにして、同志は「最初から外人扱いされてるから大丈夫」とのことなので、変に同化しようと考えないから良いみたいで、安心した次第。
京都は旅行で行くには良いが、とても住めるところでは無いと思う。
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2019年01月29日

一時帰国中は銀聯カードで

無事帰国しました。まずはご報告まで。

中国との行き来が楽な点の一つに決済がある。
少し前までは外貨で給料をもらうと、基本的に現金で日本に持ち帰り、両替する必要があった。これが面倒な上にロスが多かった。

が、現代中国の凄いところは、中国の銀行で口座を開設すると、日本のキャッシュカードの代わりに、「銀聯カード」なるデヴビッドカードがもらえる。この銀聯カードが強力で、セブンイレブンなどのATMで一日10万円まで日本円で現金が引き出せるのだ。もちろん決済は中国の銀行口座(ケン先生は平安銀行)から人民元で引き落とされる。しかも手数料はわずか15元(200円強)で、交換レートも悪くない。非常にロスが少なく、リスクも殆ど無い。
マネロンの恐れがあるので、上限規制が厳しいのだろうが、普通に生活するには全く困らない。

中国人観光客の増加に伴い、場所によっては、ALI-Payや微信決済も可能になっており、中国で使ってるスマホでそのまま決済することもできる。この場合は、ネットに接続している必要があるが。
私の場合は、旅行者用の30日間使い捨てSimカードを入れて対応している。羽田行きの飛行機の中では、到着前に中国人旅行者が続々とSimカードを入れ替えており、時代を感じさせる。
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2019年01月01日

2019年を中国で迎えて

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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十二年ぶりに海外で正月を迎えました。
とは言っても、今いるところはゲーム仲間もおり、晦日と大晦日は夜半までゲーム三昧で昼近くに起きてきたところです。
近所のスーパーで売ってるサトウの切り餅を買って、中国製小豆で汁粉をつくり、後はきなこ餅にしてささやかにお祝いです。両方とも甘くしてしまったのはちょっと失敗かもしれませんが、連日頭を使って甘いものが食べたくなっていた模様。

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とはいえ、明日から授業で明後日からは一部試験が始めるので、あまり正月という気もしません。
何せ明日は朝7時のシャトルバスで出勤だし。

何分今年は寒く、華東地域でも一昨日は雪が降り、最低気温がゼロ度近い日が続いています。
風呂がないことも影響してそうですが、持病の腰痛も発症しており、一度帰国するには丁度よい頃合いのようです。

なお、話が飛びますが、中国では「逍遥軒」という号を名乗っています。
莊子の「逍遥游」から取っているわけですが、気持ち的には武田信廉と共有するものがあるような気がします。
莊子のそれは、固定観念や既成の枠組みなどを捨てることによってのみ、人は本当の意味での人間たりうるという考えを指します。
が、信廉の場合は、どうやら本当は芸術や文学の徒になりたかったのに、時代と生まれ故に、才能がないことを分かっていながら武将を務めざるを得なかった己の分や思いを表しているものと思われます。
まぁこの話はまた別の機会にするかもしれません。

それでは、読者の皆さんも良い年となりますように。

【追記】
なお、本年は亥年ですが、ケン先生は辛亥生まれです。今年は己亥にあたりますが、唐代の詩人である曹松の「己亥歳」が思い出されます。

澤國江山入戰圖
生民何計樂樵蘇
憑君莫話封侯事
一將功成萬骨枯

「一將功成萬骨枯」は「一将功成りて万骨枯る」として知られますが、昨今の日本の風潮を見ると、どうにも功欲しさに戦争したがる輩が増えているような気がしてなりません。
もっとも、中国の大学で本詩を紹介しても学生の反応は鈍く、この辺も日本と同じく非常に将来が危ぶまれる状況です。
posted by ケン at 15:27| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

2018年を終えて

2018年は永田町を去り、大陸に渡って、三カ国目(日露中)の公務員になるという珍業を成し遂げました。
後半は新たな生活と新たな職場、10年ぶりの教壇に多忙を極め、ブログの更新も半分近くに落ちましたが、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
永田町や霞が関のようなところにいると、いつしか内輪の論理や組織防衛に思考ががんじがらめにされてゆくので、「リベラル・デモクラシー以後」を見据える上でも、良い決断だったと自負しています。まぁこのまま引退して、老後のゲームライフでもいいんですけどね。

他方、中国は急速発展して、いまは日本の1980年代後半か90年代初めくらいのイメージでしょうか。
イケイケドンドンであるが故に、足下に大穴があいていることに気づかないというか、「だから何?」と思っているのか、そんな感じで、みな楽しそうではありますが、「その後」を知っている日本人からすると、「いつか来た道」にしか見えないところもあります。
この辺は冬休み中にでもちゃんと書きたいと思っていますが、生産力過剰で賃金コストが上昇している中国は、まさに米日の数十年あとを突っ走ってきたわけで、遠くない将来、米欧のように安価な労働力を移民に求めるか、日本のように国内で収奪(非正規労働者という二級市民を作る)か、あるいは第三の道を進むかの選択に迫られます。社会主義中国では、「共産党」が一党独裁を担っている以上、ドグマの上から第二の道を取ることはできず、かといって人口過剰のため第一の選択肢もなく、内実は相当に苦しい状態にあるのです。
ゲーマー的に言えば、「いまこの時点では勝っているけど、これって実は詰んでないか?」という感じ。一般的なゲームとの違いは、自分が負ければ、相手が勝つというわけではなく、「全員負け」という可能性も十分にあるということでしょう。

教育現場についてはあまり触れていませんが、中国の学生の現状はなかなかに惨憺たるもので、中国に10年近くおられる先輩も急速な水準低下に驚いているほどです。日本で言えば、1960年代の学生がいきなり80年代や90年代の学生になってしまったかのようなもので、すっかりレジャーランドあるいは就職予備校になっています。
少し前までは、「都会っ子はダメだが、地方出身者は真面目」という風潮があったのですが、いまや地方出身者が少なくなっていることと、その地方出身者も水準が著しく低下しているということです。
もちろん、真面目な学生もいるのですが、全体的なレベルが低下すると、授業の水準はどうしても中央値に合わせるほか無く、真面目な学生からすると物足りなくなってしまい、やる気をそいでしまう問題が生じています。

中国では29日が仕事納めで、2日から授業(試験含む)という日程で、まだまだゆっくりできる環境にはありませんが、30、31日と二連チャンでゲーム納めをして、新年と試験(成績付け)に臨みます。
一月末には一時帰国する予定です(入国拒否されなければ笑)。

それでは、皆さんも良い年をお迎え下さい。
posted by ケン at 11:31| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月28日

恐怖!PM2.5襲来!

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今回中国に来て初のPM2.5。目に見える形で、という意味でだが。
最初は私も「靄か?」と一瞬思ったのだが、「そんなわけねぇ〜〜」とすぐ気づいた。

「華東上空は汚染のため空の色が見えない!」

「ゴミが七分に空が三分、ゴミが七分に空が三分だ!」


全般的にはかなり改善されているようで、夏から秋にかけて気になることは一度もなかった。
だが、冬になると風向きが変わり、北風がPM2.5を持ってくるのだという。
やはり北部工業地帯がまだまだ問題なのだろうか。
とはいえ、「蘇州の方も酷い」という話もあり、都市対策が優先されているだけの可能性もある。

実際には、写真に写っているほど酷いものではなく、粒子のようなものを感じることはなかったのだが、注意するにこしたことはない。それこそ強い風が吹いたら、どうなるか分かったものではない。

取り急ぎ、「十元ショップ(大創)」でマスクを購入。ここはやはり日本製に限る。

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【追記】
PM2.5は普通のマスクでは防げず、N95規格が必要であるとの指摘を受けた。すっかり忘れていたので、急いでネットで注文。自分も焦りすぎである(汗)
posted by ケン at 15:47| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月16日

雲南コーヒーを買う

1111=「独身の日」に便乗して私も多少中国経済に貢献したが、その一つが雲南コーヒー。
中国では、コーヒーは日本の2倍から3倍もするブルジョワ用の飲み物なので、私も日本から1.5kgほど持ち込んだが、そのストックが尽きつつあったので、この期に買うことにした。どうせなら、関税もかからないし、試してもみたいので、雲南コーヒーにしてみた。

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実はさほど特徴のあるコーヒーではなく、若干フルーツっぽさを覚えるくらい爽やかな飲み心地と後味の良さ、良く言えば上品さがが特徴と言える。つまり、フルボディのコッテリ系が好きな私の好みではないわけだが、そこはそれである。
初期の雲南コーヒーは酷いものだったらしいが、最近は品種改良と品質管理が進んで、味も安定しており、南米のコーヒーと十分にタメを張るまでになっている。近年は、ラオスやニューギニアのコーヒーも知られるようになり、アジアのコーヒーも十分に楽しめるレベルにあるので、まだ飲んだことのない人は是非試してみてほしい。

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posted by ケン at 14:08| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

西塘へ日帰り

ようやく仕事も落ち着いてきて、本格的に寒くなる前に一度郊外の名所「西塘」に行ってみたいと思っていた。ただ、ひとりで行くのは若干の不安もあり、大学院生のグループに同行を提案したところ、4人希望者が出て小旅行となった。
とはいえ、問題は学生寮は郊外キャンパスにあり、私が住む市内キャンパスから1時間半近くかかる。

行き方などは学生に任せたところ、「滴滴が一番簡単で速いです」とのこと。
「ライドシェアかよ、これだから最近の子は……」と思わなくもなかったが、私も一度体験してみたかったし、中国では普及しているので了解した。
ただ私自身は朝5時半に起きて、6時過ぎの地下鉄に乗って郊外に向かい、そこの地下鉄駅まで迎えに来てもらう。
車は少し遅れて8時前に出発、9時前に着いたから、約1時間である。こちらの高速は安く、5元と百円もしない。何度か乗り換えて料金所を通ったが、全部で15元で、そこは日本よりはるかに安い。
車は二台で380元(8000円)だったが、ガソリン代と高速代を考えると、運転手の儲けはどうなんだと思わなくもない。

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西塘は「ミッション・インポッシブル3」が撮影されたことで少し知られたが、観光地としてはマイナーな方らしく、色々整備されているし、非常に穏やかで美しく、街路も独特でありながら、中国としては珍しく観光客が少ない。いわゆる「水郷古鎮」である。

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今回も参加者は女の子ばかりな上、地方の大学からこちらの大学院に入って、初めての遠出とのことでテンションが上って、どこまでもキャッキャしている。私の年齢からするともはや娘の年なので、殆ど父親目線なのだが、中国の若い女性は言葉のせいもあるだろうが、非常に明るく、いつもキャッキャしている感じ。日本の1970年代から80年代のイメージに近いかもしれない。どうということのないお土産物屋さんでキャッキャしているのを見てるだけで幸せな気分になってくる。
この辺の感覚は、日本でもロシアでもあまり感じられなかったものだが、最近思うのは日本とロシアに共通するのは「人間を不幸にしかしない社会システム」なのではなかろうかということである。まぁそれは別の機会にしよう。

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ただ水郷の中を歩き、あるいは街路を抜け、あるいは舟に乗って楽しむだけなのだが、小さい博物館や古い邸宅と庭園があちこちにあり、広くない割にずいぶんと歩かされるし、飽きもしない。落ち着いた雰囲気が非常に良い感じで、時間の流れも緩やかに感じられる。

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中国は観光の点ではまだまだ回れていないが、ここは非常に心地よかった。曇りがちな日が続いているのに、天気が良かったことも幸いした。一泊しても良いくらいだ。
水郷の中の食堂で食事して、3時過ぎのバスで帰途につく。こちらは38元。市内のバス停からは、教員寮までも学生寮までも1時間ほどかかる。
ライドシェアが一人平均50元弱だったことを思えば、家まで来てくれるライドシェアの方が良いに決まっている。どう評価すべきか難しいところだ。
しかもバスの場合、乗るときにも降りるときにも身分証や手荷物の検査があり、色々うるさい(ロシアほどではないが)。これでは、公共交通機関が衰退してしまいそうな気もするが、バスはほぼ満席だったし、帰りはライドシェアでは難しいのかもしれない。
いずれにせよ、日本から客が来たときには必ず連れてゆきたい場所となった。

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ただ、こちらが「昼食は持つよ」「舟代は持つよ」と言っても、学生たちは頑なにワリカンを主張。こういう芯の強さはいかにも中国女性かもしれないが、年上の男性としてはいささか居心地が悪いのも事実だ。
まぁ皆が楽しんで満足してくれればよいのだが。。。学生も満足そうだったのでまた企画したいところだが。。。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする