2017年06月27日

夏アニは賭ケグルイの一択!

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2017夏アニは賭ケグルイ(原作・河本ほむら、画・尚村透)の一択!
すでに原作も予習済み。準備万端であります!

「勝てば特権階級。負ければポチ。ハイリスク・ハイリターン」−政界も同じです。そりゃあみんな狂いますよ。

シグルイにしても賭ケグルイにしても、日本人はこっちの方が素なのでは無いかとすら・・・・・・
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2017年06月25日

ミュシャ展とバベルの塔展

別の日ではあるが、ミュシャ(ムハ)展とバベルの塔展に行く。
特にミュシャ展は会期末ということもあり、凄まじい混雑で、平日に早退して行ったにもかかわらず、入場に40分待ちで、もうちょっと遅かったら入れなかったかもしれなかった。最終日などは90分待ちだったという。

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ミュシャ展が特別だったのは、門外不出だった「スラヴ叙事詩」が全20点まとめて来日し、展示されたことにある。「スラヴ叙事詩」はチェコを始めとするスラヴ民族の歴史的エピソードを巨大絵画に描いた作品群。一次大戦前後の混乱、二次大戦中の秘匿(ナチスの掠奪を逃れるため)、共産党政権下での冷遇(退廃芸術)が重なって、日の目を見るようになったのは、1960年代のことだったが、それも作品が巨大すぎる問題もあって、辺境地の城で展示されていた。プラハ市内のヴェレトゥルジュニー宮殿に移設されたのは2012年のことだった。自分も90年代にプラハとブルノには行ったが、その頃はプラハにはなく、図鑑でしか見たことなかっただけに、この機会を逃せば二度と見られないかもしれなかった。
実際に見てみると、確かに巨大で、作品の全容を見るためにはかなり離れて見る必要があった。あまり展示されてこなかったためか、保存状態は良いようで、ミュシャの淡い色使いが非常に美しい。個々の題材は、日本人には殆ど馴染みのないもので、私でも「知っている」程度のものが多かったが、そんなことはどうでもいいだろう。
圧倒的多数の装飾絵画とは異なるミュシャの魅力とパワーに直に接することができて、この上なく幸福だった。

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バベルの塔展は、16世紀ネーデルラント絵画のボシュ(ボス)とブリューゲルを中心に聖書のエピソードを題材にした幻想絵画を中心に展示している。
改めて見ると、シュルレアリスムの原点とも言える怪奇作品が多く、『ベルセルク』の三浦建太郎氏が非常に強く影響受けていることがよく分かる。
「バベルの塔」は何人もの画家が描いているが、中でもブリューゲルのそれが最も有名。私も実物は見たことがないので楽しみだった。作品は思ったよりも小さく、非常に緻密に描かれているので、凝視しなければ細かいところは分からないのだが、同作の前だけはエスカレーターのように通過させられるため、詳細は背後に展示されている拡大図を見なければならなかった。まぁこれも最新技術で良くできているので文句はないのだが。
全体の展示バランスも作品の選定もセンスが良く、見応えのある展覧会だった。ただ、ミュシャ展よりはずっと人が少ないものの、作品が小さいものが多いだけに、見て回るのは大変だった。
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2017年06月04日

TVドラマ「巨匠とマルガリータ」

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ТВ Сериал "Мастер и Маргарита"

ミハイル・ブルガーコフの発禁小説「巨匠とマルガリータ」がロシアでドラマ化され、初回視聴率50%という恐ろしい数字をたたき出した。
原作を読む気にはなれないので、せめてドラマでもと思ったのだが、500分という大河で、これすら見終える自信が無い。
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2017年05月31日

祖国は我らのために

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「祖国は我らのために」 マコンドープロデュース 古川健・脚本 蔵本朋幸・演出

ロシア革命100周年ということで、様々な図書が出版される中、舞台も上演されていた。脚本家の方からして物心ついた頃にはソ連が無くなっていたくらいの年頃で、演じている役者さんに至っては大半がソ連崩壊後の生まれという、圧倒的に若い世代ばかりで、実際のソ連を知る最後の世代になってしまった私としては、観る前から不安ばかりしかなかった。案の定、観客も若い人ばかりで、自分は圧倒的に高齢寄りだった。一般論的には、ソ連でも演劇でも若い人に興味を持ってもらうのは良いことだとは思うが・・・・・・
1917年ロシア歴2月、帝政ロシア首都ペトログラード。
圧政と世界戦争の長期化によって市民たちは、その日のパンにすらありつけない貧しい生活を余儀なくされていた。
彼らの目の前にはまばゆい宮殿。
贅沢な生活を思うさま楽しむ一部の貴族、資本家。
やがて貧しい市民の心に怒りの炎が宿る。『革命』という名の炎が・・・。

「20世紀最大の事件」と呼ばれたロシア革命。

名もなき若者たちは立ち上がり、強大な旧権力に戦いを挑んだ。その戦いの先に理想の社会を夢見て

まず脚本が非常にボリシェビキ視点で、今どき日共でもこんな革命礼賛はしない。とはいえ、帝政に対する絶望と「二月革命の裏切り」が、十月革命の原因になったことは否めない。だが、2時間という枠で分かりやすさを追求した結果、ケレンスキーらが悪者、レーニンらが救世主になってしまっている。これを肯定的に捉えるとしても、ケレンスキーにもメンシェヴィキにも彼ら(なり)の正義があったことを描かないと、ただの革命礼賛になってしまう。ケン先生的には、そこまで割り切ることはできない。

演出的には、35人もの役者が絶え間なく動き回り、あるいは組体操的なものがあったりして、迫力はあるのだが、どうにも「力技で押し切る」観が強く、「パワー以外はどうなの?」と思わざるを得なかった。つまり、大声とドタバタが多すぎてプロパガンダ的になってしまい、評価するのが難しい。幕間も暗転も殆ど無く、観ていて疲れるのも問題。
やはりロシア革命を描くなら、視点は大衆では無く中上流になってしまうものの、『ドクトル・ジバゴ』辺りのものを参考にした方が、現代あるいはソ連を知るものとしては良い(ロシアっぽさが出る)ような気がする。
そうでなければ、あれこれバランスを取ろうとしてことごとく失敗して臨時政府を瓦解させてしまうケレンスキーの「無能」に焦点を当てた方が、政治的には面白く、現代的な視点となるだろう。

細かいところでは、メンシェヴィキはレーニン派によるレッテルに過ぎず、決して誰も少数派を自称したりはしない。まぁ分かりやすくするためには必要な措置なのかもしれないが。また、アレクサンドロフのソ連国歌「祖国は我らのために」は、スターリン期のものであり、当時みなが歌っていたのは圧倒的に「インターナショナル」だった。この点も気になる人は非常に気になっただろう。

厳しい話にはなってしまったが、こうしたテーマに取り組む姿勢は高く評価したく、今後も期待したい。
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2017年05月26日

Hugo Bossと黒い制服はヤバいという話

実はドイツのアパレル・ブランドである「Hugo Boss」がナチスの制服を制作していたことを知り、驚いている。レベルこそ低いものの、ヲタ歴だけは40年からある上、短いものの一時期はアパレル業界に身を置いていたこともある自分が知らなかったことがショックだった。

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初代フーゴ・フェルディナント・ボスは、婦人服仕立屋の店主で一次大戦に一兵卒として出征、生還後、混乱下の南ドイツ・メッツィンゲン(ロートリンゲン)で総合ブランド「Schneiderei Hugo Boss」(仕立屋ボス)を立ち上げ、作業着や地方自治体の制服を中心に制作していた。それもドイツ経済の浮沈に大きく左右され、大恐慌で一度は倒産してしまう。ところが、フーゴ氏が1931年にナチ党に入党したことから、大転機が訪れる。

1932年、ボスは国家社会主義ドイツ労働者党の制服の制作を受注する。最初に制作したSSの制服がいきなり大ヒットする。同党の国政選挙の得票は、1932年7月で1375万票と急成長する時期にあった。そして33年には政権を獲得、翌34年には独裁権を確立する。
ボスがプロデュースしたSA、SS、ヒトラーユーゲントなどの制服デザインがナチス人気に大きな影響を与えたことは言うまでも無い(デザイナーはKarl Diebitschら)。数年前に自社を潰した街の仕立屋のオヤジがわずか数年にして、欧州随一の大国の各種制服を一手に手がける国家的あるいは世界有数のメーカーになったのである。
だが、それも10年を経て第三帝国が崩壊、同時に「ボス帝国」も瓦解し、一転して「ナチス協力者」として告発され、事業停止に追い込まれてしまう。フーゴ氏は、公民権を停止され、「全体主義への奉仕者」と罵倒されながら、48年に死去する。

戦後は娘婿が事業権を継承、戦後も警察や郵便の制服を作り続け、紳士用スーツで再起を図り、80年代には再び西ドイツを代表するアパレル・ブランドに成長、全世界に進出している。
私がプロデューサーだったら、是非とも映画化あるいは舞台化したいところだが、欧州では上映できず、ボス家の許可も下りそうに無いから、今まで実現していないのだろう。

やはり黒い軍服というのは、それだけで強そう(怖そう)に見える。だが、デザインを学んだ経験のある者としては、黒は「締める」のが難しく、下手するとアクセントや締まりの無いデザインになってしまい、扱いが難しいのを知っている。
この点、ケン先生のお勧めは、ソヴィエト・ロシアの海軍歩兵(Морская пехота)である。ボーダーのシャツとレトロな海兵帽が特徴で、どちらかと言えば「ダサ格好いい」系ではあるし、米海兵隊と同様「マッチョなヤンキー」ではあるのだが、引き締まった印象を持たせるデザインになっている。ウラジオストクで、少人数ではあるが行進しているところを見たことがあるが、実際に見ても格好良かった。

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日本の場合、明治期は陸軍でも海軍でも黒を基調としていたが、後に機能性の問題から廃止されていった。現代では、陸上自衛隊の予備学校である高等工科学校の制服に残っているくらいだが、今見ても「明治の香り」がしてヲタク的には嬉しいものの、強さや格好良さの点では惜しいものがある。個人的には赤い線が締まりを悪くしているように見えるのだが。まぁ、現代ドイツや日本の場合、敗戦国である以上、周辺国に脅威を与えないよう配慮する義務があり、軍服もあまり強そうに見えてはならないという暗黙の了解があるのだろう。仕方ないとは言え、惜しすぎる。

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2017年05月22日

今夏期待の戦争映画

この夏はリバイバルを含めて「戦争映画祭り」とも言える状況にある。自分の備忘を兼ねて紹介しておきたい。


『ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦』 ペッカ・パリッカ監督 フィンランド(1990) 6/24より公開
1990年に公開された冬戦争を描く傑作。日本では大幅にカットされたものがDVD化されて販売され、私も持っていたのだが、後輩に貸したまま行方不明になっていた。今回はフルバージョン(139分)でリバイバルされる。スオミ短機関銃を始めとするフィンランド軍装備やT26を始めとするソ連軍装備が超見物。アメリカやソ連の戦争映画とは色々と描き方が異なるところも興味深い。冬戦争を描く作品は殆ど無いだけに、見ていない人は是非映画館に足を運ぶべき。これも何故素直に「冬戦争」とできないのか。フルバージョンのDVDもゼッタイ購入すべき。


『ハクソー・リッジ』 メル・ギブソン監督 米(2016) 6/24より公開
1945年の沖縄戦において最悪の戦場と言われた嘉数高地戦(シュガーローフ)に次ぐ激戦地として知られる前田高地戦を描く。宗教上「不殺」の信条を持つ衛生兵が八面六臂の大活躍をするという話らしいのだが、先に公開したものを見た人によれば、「やり過ぎ」「盛り過ぎ」という。まぁメル・ギブソンだからなぁ。内容はさておき、邦題を「前田高地の戦い」としなかった配給者の責任は問われるべきだ。


『戦争のはらわた』 サム・ペキンパー監督 英・西独(1977) 8/26より公開
知る人には「Cross of Iron」の方が通りが良いかもしれない、戦争映画の金字塔とも言える作品がデジタル・リマスターでよみがえる。舞台は1943年のクリミア。すでに士官不足から曹長が小隊長を担っており、小隊もベテラン揃いだが、激しく定数割れして士気も弛緩している。そこに実戦を知らないプロイセン貴族の中隊長?が着任してくる。43年ながら大戦末期のドイツ軍の荒みっぷりや、東部戦線の過酷な戦場が見事に再現されており、「傑作」の名をほしいままにしている。今見ると、ユーゴスラヴィアで撮影されていることや、役者の英国人がドイツ人に見えないところが気になるものの、ジェームズ・コバーンの名演は映画史上に残るものであり、作品の完成度は疑うべくもない。私などは世代的にビデオでしか見ていないだけに、映画館の大画面と爆音で再体験したいものだ。


『ダンケルク』 クリストファー・ノラーン監督 米(2017) 9/9より公開
1940年フランスのダンケルクから撤退する英仏軍を描く。現地でも撮影しているらしく、リアリティはありそうなのだが、「映画としては正直どうなの?」と思わなくもない。見には行くけど。
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2017年04月15日

塩山紀生先生逝く

【埼玉・三郷団地火災で亡くなった無職男性 人気アニメ「装甲騎兵ボトムズ」のキャラクターデザイナー、塩山紀生さんだった】
 埼玉県三郷市彦成で13日未明に起きた団地火災で、亡くなった無職男性が、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」などのキャラクターデザインを手がけた塩山紀生さん(77)だったことが14日、県警吉川署への取材で分かった。同署は家族から確認を取ったとしている。火事は13日深夜、「UR都市機構みさと団地」8階の一室が全焼し、焼け跡から塩山さんと妻の時子さん(85)の遺体が発見された。同署によると、台所の焼け方が激しいといい、出火原因を調べている。塩山さんはアニメ「無敵鋼人ダイターン3」「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」などのキャラクターデザインや作画監督を担当し、「ボトムズ」の主人公、キリコ・キュービィーなどには現在も根強いファンがいる。平成27年に東京・上野で開催された「メカニックデザイナー大河原邦男展」では、キャラクターデザイナーとしてギャラリートークに出席していた。
(4月14日、産経新聞)


あ〜塩山先生がまさかの焼死!心よりお悔やみ申し上げます。
先生の作画監督デビューは「人造人間キャシャーン」と「勇者ライディーン」。その後も「ザンボット3」「ダイターン3」「ダグラム」「ボトムズ」と、まさに私の青少年期のヲタク生活に不可欠の作品ばかりだったことが思い出されます。いや、実に名作ばかりで、どれもリメイクされる価値があります。
安らかにお眠りください。
posted by ケン at 00:00| Comment(0) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする