2017年10月19日

むずかしい選挙2 2017

中盤から終盤にかけて希望が失速し、ついには立憲に追い抜かれるまでに至っている。
それは良いのだが、現実には希望票が自民に逆流してしまい、弱い野党が分裂、小選挙区では自民の圧勝モードが確立しつつある。当初は自民候補に優勢を確保していた立憲の候補も接戦となる始末で、これはこれで苦しい展開。接戦区でいくつ勝てるかが、最終議席と選挙後の勢力図に大きく影響するだけに、最終盤ながら重要な局面に入っている。
特に圧倒的な少数野党とはいえ、第一野党になるか第二になるかでは、その後の展開が全く異なるからだ。立憲が第一野党になれば、連合内でも旧総評系の影響力が大きくなり、大手を振って立憲の支援ができるようになるだろう。それだけで今後の政局や選挙を大いに優位にできる。

逆に第一野党になった場合、またぞろ希望からの出戻り組や「議員になりたい病」の連中がもみてしながら近づいてくることは容易に想像されるだけに、早々に党の党是や理念を明確にし高く掲げておく必要がある。それに併行して地域組織を立ち上げて、選挙に協力してくれた市民に党に参加してもらう仕組みを整備する必要がある。それをしないと、またぞろ議員独裁党になって、前原のような売党奴を量産することになるだろう。
posted by ケン at 08:37| Comment(1) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

むずかしい選挙 2017

明日より選挙中盤。
「希望」の大波に押しつぶされる危機は去ったものの、立憲も一部のリベラル派から強い支持を受けているだけで、広がっているわけではなく、「負けない」戦いを演じるのが精一杯というところだろう。
現実には、元民進議員の多くは希望で討ち死に、立憲では健闘するとは思われるが、なかなかに難しい。
一部のリベラル派が盛り上がっているのに対し、従来の支持層はむしろしらけている(また自分と関係ないところで分裂、合流か)感じがあり、大きな温度差がある。同時に、非常に票が読みにくい展開となっていて、戦況把握が困難になっている。要は「戦場の霧」が濃すぎて一寸先が見えない展開なのだ。
同時にマスゴミが立憲を持ち上げるものだから、陣営は緩むし、他陣営からは敵視されるし、やりづらいったらありゃしない。

【追記】
RM党の発足がギリギリ選挙に間に合ったのは、旧社会党系の大重鎮であるA先生によるところが殆ど。A先生は解散当日には、自派閥の参院議員と総評系組合に対し、「無駄になる可能性もあるが、新党結党に向けて準備しておくように」と指示を出して地元に向かったという。そのため、参院の秘書や総評系組合の書記が大動員されて突貫作業を行い、何とか間に合わせたというのが実情らしい。A先生は小沢氏に次ぐ、最後の「本物の政治家」と言えよう。
posted by ケン at 20:44| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

第48回衆議院総選挙の初期情勢

今回の総選挙は、突然の解散、野党第一党の自主解散、新党乱立などの要素が非常に票を読みにくくしている。また、小池都知事の出馬問題もいまだ可能性を残しているほか、北朝鮮問題を始め、他にも波乱要素があり、非常に読みにくい展開となっている。特に希望が設立されると希望人気が、立憲民主党が結党されるとツイッターが沸騰するという具合に、世論の波の幅が大きすぎて、どちらに転ぶかで大きく展開が異なるため、予想もあまり役に立たない状態にある。
まず現時点での政党支持率を見てみよう。

自民 32%
希望 13%
立憲 7%
KM 5%
NK 4%
維新 3%

政党支持率から推測される比例獲得議席。但し小池氏が出馬しない場合。

自民 48〜55
希望 32〜37
立憲 22〜27
KM 24〜26
NK 16〜19
維新 10〜14

同様に小選挙区。

自民 180〜200
希望 20〜35
立憲 15〜25
KM 6〜8
NK 0〜2
維新 4〜8
無所属 10〜15

以上見る限り、よほど自民党が下振れしない限り、自民党の過半数割れは無く、まして自公の過半数割れなどは「あり得ない」と言えるレベルにある。
小池都知事の出馬にしても「全国民が望んでいる」とはとうてい言えない状態にあるだけに、「小池出馬」の影響は限定的に終わるものと考えられる。とはいえ、「自分が出馬すれば、自公は過半数割れして、希望が政局の主導権を握れる」と判断すれば、当日出馬もあるだろう。どちらに判断するか読めない以上、以上の予測もどれほどの意味があるかわからない。
posted by ケン at 20:12| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

当選したい病

自治体議員がこぞって「立憲から出るなら支援を止める」の大合唱。
中には総評系の組織内議員もおり、平素言ってることとやることが恐ろしく違う。
確かに民進党の組織決定は、「民進党をあげて希望の候補を支援する」であったため、組織論的には無所属やまして立憲から出る候補を支援するのは組織決定に反することになる。
だが、この決定は国会議員のみによる両院議員総会での議決であり、党員や地方議員の意思は全く反映されていない。
そもそも一党の解体を党代表が一存で決め、密かに交渉し、党の議員には決定を伝えるのみで、強引に多数決で「代表一任」を取り付け、党大会の決定すら経ずに最終決定してしまうなど、共産党ですら不可能だろう。例えば、S委員長が党幹部会や中央委員会の議決を経ずに一人で他党との合流を決めてしまうなど、スターリンでも不可能だったに違いない。その意味で、民進党は全く非民主的な政党であり、消失すること自体は僥倖といえる。
そのような政党から当選している地方議員もまた同様の存在で、大半のものは自らの当落しか頭に無いのだろう。
posted by ケン at 19:18| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

立憲民主党の船出

希望の党から排除された前議員を中心となって「立憲民主党」が結党。
これを受けて、前原民進党代表は「分裂は想定内」と発言、自らの売党行為が準備された陰謀であったことを認めた。これにより民進党内のリベラル派は壊滅寸前に追い込まれた。だが、希望側の非道な対応や権威主義的傾向が露呈してくると、早くも失速しそうな情勢にある。他方、リベラル新党が立ち上がると、これまで「相応しい投票先が無い」と考えていた層が一気に盛り上がりを見せている。
リベラル派の候補は最悪の展開こそ回避できたものの、希望が失速したように立憲民主党が失速する可能性もある。非常に民意の揺らぎが大きくなっているだけに、まだまだ予断を許さない状況にある。

今後、希望の党は立憲民主党候補に大攻勢をかけると思われるが、自民党にとっては好都合な状況にある。三つどもえになって得をするのは自民党だが、今のところ自民党にとっての脅威は希望であって立憲ではないため、自民党としては立憲を間接支援するのが戦術的に有効な選択肢となっている。KM党にとっても、自らが主導権を握るためには「自民党や希望が勝ちすぎない」ことが肝心であるだけに、立憲民主党の健闘は「望むところ」だと考えられる。また、希望が立憲に対して攻勢をかければ、ダーティーなイメージを強めるだけに、必ずしも自らに有利に働くとは限らない展開になっている。
とはいえ、立憲民主党はかろうじて総評系組合の支援が期待できるだけで、資金的にも人員的にも苦しい戦いが強いられるのは避けられない。もっとも、希望も立候補者からカネをむしり取るような有様ではあるのだが。

選挙の結果は「ダイス次第」なところが大きいが、問題は選挙後の民進党の動向となる。前原代表の狙いは、選挙でリベラル派を追い落とした上で、120億円とも150億円とも言われる党資産を持って希望に合流するところにあるが、これを阻止する必要がある。そのためには、無所属で出ている前原氏をなんとしても選挙区で落選させ、党代表から引きずり下ろした上で、参院民進党が新代表を選出、全資金を持って立憲新党に合流するか、最悪でも分党して合流する必要がある。
幸いにして、前原氏には「パソナ疑惑」「公明内通疑惑」「外国人献金疑惑」など山ほどスネに傷を抱えているだけに、民主的な世論に期待するところ大である。
posted by ケン at 18:31| Comment(9) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

厳しい緒戦

立憲民主党が設立されたものの、地元では連合も自治体議員も「希望か無所属で」と強い圧力をかけてくるので、非常に厳しい状況にある。
地方議員は、自分の次の選挙のことしか考えていないのでそうなるのだろう。
連合は本部の決定待ちだが、やはり勝ち馬に乗りたい気持ちが強く、希望の方しか見ていない。

近々あるいは週末にも行われるであろう世論調査で、立憲民主党の支持率が一定程度出て、希望が低下すれば、流れも変わってくるだろう。世論の動向に期待しながら、いまは耐えるほかあるまい。
posted by ケン at 09:17| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

民進から希望で政治資金は?

「カネの問題はどうなるんだ?」旨の問い合わせがあったので、皆さんの疑問に答えます。今回、民進党から希望の党に移籍する人々は、すでに民進党から選挙資金が交付されているわけで、それは政党総支部の口座に入金されています。候補者の口座ではありません。結果、民進党の政治資金を希望の選挙運動に流用するという手続きになります。政治資金規正法は、いくつかの例外を除いて原則的には「政治活動の公明と公正を確保し、もつて民主政治の健全な発達に寄与する」ということで、その使途を細かく規定していません。つまり、「違法では無い」のです。ですが、同時に「公明と公正」「いやしくも国民の疑惑を招くことのないように、この法律に基づいて公明正大に行わなければならない」とも規定しています。

なお、先に離党したある人は「民進党から下りてきたカネがあるだろう。500万円供出したら、公認出してやってもいい」と言われたとか。もともと今回の解党・合流の話は「負けたくない(落選したくない)」民進党と「カネが欲しい」希望の党との非常に打算的な合意であって、そこには政策も理念も無いのです。
どこまでも外道、畜生道の世界なのです。

現実には平場で議論したらまず確実にまとまらず党分裂になっていたでしょうから、緊急事態を理由に全党挙げて合流することを強行したのは、組織論としては合理的選択だったでしょうが、それはデモクラシーの正統性を犠牲にすることでしかなり立ち得ないのです。
結果、議会政治と民主主義は今後さらに信頼と支持を低下させてゆくものと見られます。連中は、自分の首にロープを掛けているのです。
posted by ケン at 12:00| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする