【自民裏金で国会議員ら計65人を一斉不起訴】
自民党派閥裏金事件で東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された国会議員と秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。うち議員や元議員計5人は起訴猶予だった。
(12月26日、共同通信)
数百、数千万円からの帳簿外のカネをつくって目的外使用を繰り返した上、脱税まで行ったにもかかわらず、ほぼ全員不起訴。
そりゃ「汚職が少ない国」と自称できるわ。
そもそも摘発されず、裁判にもならないんだから。
要は、政治家や官僚による犯罪そのものが検察によって「洗浄」され、公的に「無かった」ことにされているのだ。
戦後帝政の醜悪さもいよいよ極まってきた。
ただ、敢えて検察を擁護するなら、政治資金規正法そのものがザルであることも確かである。
要は法を作るのは国会議員であり、その過半数は殆どの場合、自民党であるため、公職選挙法や政治資金規正法あるいは収賄罪やあっせん利得罪は、常に抜け道が用意されているのだ。
自分たちが取締の対象になることは「あってはならない」が、かといって国民の手前「何もしない」わけにもいかないため、形式的に法律を作って、実際は皆で抜け道を利用しているわけである。
実際のところ、抜け道が多すぎて、裁判になっても無罪となる可能性が十分にあるだけに、検察としては起訴するのも躊躇されるということだろう。
要は、公職選挙法、政治資金規正法、収賄罪、あっせん利得罪などを議員に作らせてもダメということなのだが、かといって行政に作らせれば、ただでさえ圧倒的なパワーを有する行政がますます強くなってしまうため、これもダメだろう。
三権分立の弱点でもある。

