2015年08月20日

第14回世界バレエフェスタ Bプロ

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少し間を置いてしまったが、3年ぶりの世界バレエフェスタの報告。バレエ鑑賞自体、久々になってしまった。
今年も会期がずれ込んで早退できるか気が気でなかったが、幸いにして何事も無く、それでもギリギリでブザーが鳴っている最中に着席する有様だった。6時開演とか色々無理デス。
座ってみると、わずかに空席が確認され、ここ15年ほど見続けているが、満席で無かった記憶はない。相変わらず9割以上が女性という世界だが、1つ置いた隣が男性三人組で、同行したお姉様が非常に気になっていた模様。
何人か怪我人が出て、プログラムに変更が生じていたが、確認する前に開演してしまった。

前回同様、ロシアとドイツのダンサーが多くを占めている。中でもやはりロパートキナとヴィシニョワが素晴らしい。今回はザハロワ女史が参加されておらず、超残念。
前回に引き続いてロパートキナ女史が「瀕死の白鳥」を演じているが、相変わらずの完璧な白鳥ぶり。生と死、動と静の対比は、「これぞ正しく自分が見たかったもの」だった。神に選ばれたダンサーしか踊れない演目であることを再確認。11月の来日公演「愛の伝説」も超楽しみ。



ダニール・シムキンの「レ・ブルジョワ」も凄かった。何と言っても跳躍が高いし、あの斜めな態勢で跳んであの滞空時間を維持できるのは、中にバネでも入っているのでは無いかと。天才ですな。
アイシュバルトの「椿姫」もほれぼれする美しさ。華やかにして艶やかなイメージが椿姫にピッタリ。
サレンコのジュリエットもはまり役。小柄で可愛らしい感じが良いのだろうが、でもあれでもう30過ぎてるんだよな。演技力も凄いデス。

しかし、前回も同じ感慨を抱いたのだが、舞踏という点で「フェスティバル」の祭典的要素がやや薄くなっており、全体的にモダンを含めても教科書的な無難な振付と演技になっていた気がする。私的には、せっかくの祝祭なのだから、もっとはっちゃけて良いと思うのだが、次回に期待したい。
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2012年08月06日

第13回世界バレエフェスティバル

また3年経ってしまった……
3年に一度の世界バレエフェスティバル
前回は総選挙の直前に戦線離脱して見に来たんだよな〜〜
でも、これを見に来られることは「何とか生き続けている」こと実感する機会でもある。
相変わらずの凄い人気だが、これに人が来なくなるようでは、いよいよ日本も終わりかもしれない。

私が観たのはAプロ
今回はフランスや南欧系が少なくなって、ロシアとドイツ系のダンサーが多い。
原発事故の影響だろうかと勘ぐってしまう。
まぁ私的にはむしろラッキーなくらい。

かつてはシルヴィ・ギエムが演じていた「瀕死の白鳥」だが、今回彼女は不在で、ロパートキナが演じた。
「教科書通り」と言うとつまらなくなってしまうが、全世界の教本に載せたいほどの完璧な舞踏だった。
そのあまりにも美しいフォルムは、完全に白鳥と重なって見え、翼の幻影が写るかというほど。
ギエムの白鳥があまりにもマッチョで生き生きとしていて「瀕死」には見えなかっただけに(9年前のことだが)、「これですよ、これ!」という感動もあった。
まさに「息を飲む」感じで魅入られてしまった。
前回のザハロワの黒鳥といい、これだけでも2万円の価値があるというもの。
体が大きい(175cm?)からまた見応えがあるのだろう。
「瀕死の白鳥」にしては若干照明が明るすぎな感じはあったが、まぁ良いだろう。

そして、ザハロワ。
出産後の復帰ということで、ちょっと心配していて、実際ちょっと痩せすぎな感じはしたものの、その圧倒的な存在感は他を圧し、舞台を支配していたと言える。
「ディスタント・クライズ」という、コンテンポラリー系の演目ではあったが、身体能力もキープ力も身体コントロールも全て健在だった。
やはりプロなのです。
私は現代舞踏がよく分からない古い人間なので、上手く表現できないが、現代のバレリーナの中でもトップクラスの存在感を見せつけた。
いや、とにかくカッコイイのです。色気もあるし。
そして、今回も数少ない男性客の注目と歓声を一身に浴びていた。

あと個人的にはコジョカルの「明るい小川」のコミカルでトリッキーな演技が良かった。
前回も彼女の「コッペリア」がお気に入りだったし、一度全幕ものの舞台で観たいところだ。
ショスタコーヴィチのバレエというチョイスも良いねぇ。

今回の男性陣は、若干物足りなさがあったものの、フォーゲルの「モペイ」は身体の見せ方が独特で、C・P・E・バッハのチェロ協奏曲とコンテンポラリーという組み合わせがなかなか斬新だった。

全体的には第二幕の、デュポン「扉は必ず…」、セミョーノワ「海賊」、オシポワ「セレナータ」、ロパートキナ「瀕死の白鳥」という流れが鉄壁だった。
自分的にはいきなり2幕でピークを迎えてしまった観があった。

ただ、舞踏という点では、「フェスティバル」の祭典的要素が若干薄められ、比較的教科書的な無難な振付と演技になっていた気がする。
私的には、せっかくの祝祭なのだから、もっとはっちゃけて良いと思うのだが。
まぁこういう年もあるのだろう。

もちろん自分としては、ザハロワとロパートキナの時代がキターッという実感を得られただけで大満足で御座いマス。

【追記】
今年こそはA、B両方制覇を願っていたのだが、やはり仕事が不安定なため両方チケットを買うことは躊躇われてしまった。まったく因果なことだ……
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2012年06月29日

白鳥の湖〜グルジア国立バレエ

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ニーナ・アナニアシヴィリの白鳥の見納めらしい。
増税法案の採決がまたズレたらどうしようと気が気でなかったのだが、助かった。
それでも18時半に上野は厳しい。
案の定、遅刻してしまったが、開演も押していたこともあって、滑り込みセーフだった。

あまりもの美しさに息するのも瞬きするのも惜しくなるほど。

49歳?
女神ですか?

腕や脚の腱の一本一本までコントロールきてる感じ。
コワイくらいにブレなくて、ピタッと止まる。
アラベスクやアティチュードのキープ力はロボットかと思うほど。
そのくせ、一旦動き出すと急速旋回し、またピタッと止まる。
さすがにスピードはピーク時よりは劣るかもしれないが、ボディコントロールは完全に神業の領域。
腕のカーブから指先まで計算され尽くした、だが自然な美しさ。
禅の概念でいうところの「自在」であろう。

完璧超人過ぎて逆に白鳥っぽくないくらい。
私のイメージ的には白鳥にはもう少し可憐さが欲しいところだが、あれは超絶美人、完全無欠の白鳥だった。
その意味では、オディールの方がピッタリきていた。
圧倒的な存在感で舞台を制していた。
その余りもの美しさに、周りの観客が何人も涙を流しており、ビックリ。いや、分かるけどね。
4番、ピッチャー、監督の風格だった。
まだ引退(白鳥限定?)しなくていいじゃんよ〜
まぁ優秀すぎる選手が何時までも現役だと後継が育たないからな〜〜

だけど、演出は惜しかった。
そもそも夢落ちにする意図が分からない。
従来の「白鳥=善 vs. 黒鳥=悪」から離れ、対等な一女性としての対決という解釈のようなのだが、意図するところは理解できなくも無いが、やはり対比性が弱くなり、舞台の陰影が足りない。
あれでは極論すれば、「ブロンドと黒髪とどっちが好き?」というのと変わらず、物足りない。

衣装や舞台もちょっとグルジアの民族衣装の意匠を交えたオリエンタルなデザインで、色もきれいなのだが、今ひとつ垢抜けない。
まぁボリショイの「ライモンダ」の舞台が鮮烈すぎて、イメージがこびりついてしまっているのかもしれないが。
全体的にもボリショイやマリインスキーのレベルが完全に回復しているだけに、比べてしまうのは酷かもしれない。

いや、何はともあれ、暫くはニーナのラスト白鳥の余韻に浸らせていただきマス。。。
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2012年06月08日

じゃじゃ馬馴らし〜シュツットガルト・バレエ団

一週間遅れになってしまった。
シュツットガルト・バレエ団の『じゃじゃ馬馴らし』を観る。
実際に観るのは、バレエ団も演目も初めてという組み合わせ。
どうしても私の好みが「露仏同盟」に偏りがちだが、ドイツのバレエももちろんハイレベルで有名、その代表格がフランクフルトやハンブルク、そしてシュツットガルトであろう。
でも、『じゃじゃ馬馴らし』はバレエの演目としてはポピュラーとは言いがたい。
原作はシェークスピアの戯曲、ジョン・クランコの振付で、音楽はスカルラッティ。

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ヒロインのカタリーナ役は韓国のスー・ジン・カン。
欧米のバレエ団でアジア人がプリンシパルにある例も普通になってきている。
クラシックな衣装なので分かりづらいが、何という手足の細さと長さだろうか!
それにしても凄まじいヒステリー具合だな……大暴れモード。
ペトルーチオ役のバランキエヴィッチは速いし、高いし、舞台を所狭しと飛び回る。
カタリーナに散々酷い目にあわされるし大変な役回りだが、見事なものだった。

所々で笑わせてくれるし、技術的にも確かなのだが、音楽も振付もいささか単調。
衣装も淡い暖色系で色の違いがあまりなく、舞台の色も同様で、色彩的に眠くなってくる感じ。
パントマイムを交えて演技の要素を多く取り入れたバレエなのだが、踊りの部分はクラシックなので、中途半端なイメージもある。

パフォーマンス的には申し分ないのだが、舞台演目としては今ひとつ好きにはなれない感じだった。
やっぱアナニアシヴィリの白鳥に期待だな……
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2012年04月02日

レッスン24/25回目

早くもちょっと煮詰まっているのかもしれない。
あるいは壁と言ってもいいだろう。
上のクラスに出てみたものの、スピードも難易度も段違いで、ついて行くのがやっと。つーか多分、ついて行けてない。
かと言って、元のクラスには出ているのだが、そのままずっと居ても、先生もおっしゃるとおり、上達進度が遅くなるだけ。
確かに「ついて行ける」というだけで、いつまでも一番下のクラスにいるのも微妙すぎる。
が、おそらく何かが決定的に足りない、あるいは理解していないのだろうが、それが何であるのか自分でも自覚できないらしい。

私はどうも不器用なタチで、何か新しいことを始めると早い段階で一度大きな壁に当たるのが常なので、ここは耐えるしかないだろう。
足踏みしているようでも、続けていれば何かが変わってくるはずだ。

ピラティスでも1つ上のクラスを受講してみたが、こちらはしんどいものの、ついて行けないレベルではない。
まぁピラティスの場合、そもそも個人単位で人と比べるものではないので、自分が良ければ良いのだが。
まぁ暫くは初老の体を鍛え直すというコンセプトで地道に頑張ることにしよう。
posted by ケン at 23:53| Comment(4) | TrackBack(0) | バレエ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月18日

レッスン22/23回目

入門クラスもついに4クール目。
バレエで難しいことの1つは、水泳であったら「○メートル泳げるようになった」とか「タイムが何秒縮まった」といった具体的な達成の指標があるわけだが、バレエの場合はそれが難しいことにある。
もちろん、「ピルエット(回転)が回れるようになった」とかの具体的な指標は存在するのだが、それらのテクニックの難易度が高いため、容易には身につかない。
例えるなら、RPGをやろうとして、「このRPGの魔法使いは5レベルになるまで魔法が覚えられないから」と言われたような感じ。「4レベルまでは何しろと?」みたいな。魔法使いになったはいいものの、当分の間は杖を振るうくらいのことしかできないのだ(笑)
つまり、よほどの才能があるものは別として、大半の人はごく基礎的なことを延々と繰り返し、ひたすら基礎力を上げてゆく他なく、相当の忍耐力が求められる。

自分的には、以前に比べれば、ずいぶんと脚も上がるようになったし、股関節も柔らかくなってきたし、軸も前よりはとれるようになってきていると思うのだが、全然足りないらしい。
腰がすぐ突き出てしまうのは、内転筋と背筋が足りず、十分に支えられないためらしいので、根気強く鍛えていくしかない。

さらに今週は上の基礎クラスにも参加してみた。
が、散々だった……
スピードといい、振付の複雑さといい、レベルが格段に違った。
必死について行こうとするが、逆に空回りしているみたいな感じ。
それでも、バーレッスンは曲がりなりにも形になっていたかもしれないが、半分を過ぎてセンターレッスンに入る頃には、汗だくになってハァハァ言ってる始末。
まして、センターでは振付を見よう見まねで演じるだけで、まるでついて行けず。
オープンクラス故に、新入りは私一人なので、先生が一回一回丁寧に説明してくれるわけではない。
結局のところは何度も繰り返して体に覚え込ませてゆく他ないのだが、なかなかにしんどいところだ。
いや入門クラスに通い始めた頃を思い出すが、なけなしの自信も失いそう……
ホント、やっていけるかな〜〜???
あるいは考え直すべきか……
posted by ケン at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月11日

レッスン21回目

いよいよ3クール目も最終回。
各クール8回なので、平均一回の休みということで、なかなか良いペースで通えている。
やはり継続が大事。

今までは寒すぎて、体が温まるのに時間がかかったが、今度は急に気温が上がった。
だが、レッスン室の暖房はそのまま効いているようで、暑いことこの上ない。
今度は汗がダラダラと流れ、半分を過ぎると息が上がってきてしまう。
湿度のせいもあったかもしれない。
いや、なかなか上手くいかないものだ。

さらにいつもの先生がお休みで代行。
普段はバーレッスンであれ、センターレッスンであれ、動きの順序はほぼ統一されているのだが(それでも時々間違ってしまうw)、先生が替わると動きも順序も微妙に変わってくる。
当然、先生の手本を見て一回で覚えなければならないし、上のクラスに行けば、どこでも毎回違うものらしいのだが、どうも私はいまだ慣れず、なかなかついて行けない。
私のレッスンは相当メチャメチャになっていたと思うのだが、先生も呆れてか全然直してもらえず。
こんなんで上のクラスに行って大丈夫なのかと心配に……

それにしても、昔歯医者に行った時も思ったが、美人の先生というのはよろしくない(笑)
ただでさえ面食いの私は気になって仕方がないし、「こんな恥ずかしい姿見ないで〜!」って感じで、ますますメタメタに……
いや、すみません。全部私が悪いんです〜〜次はちゃんと頑張ります!!
posted by ケン at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする