全体主義学徒的には読まずにはいられない「普通の」シリーズ。
「思考を放棄した人間による凡庸な悪」と定義したアーレントとは異なるアプローチになるようだが、こちらのほうがはるかに説得力がある。
アーレントの認識はどこまで行っても、「リベラルによる上から目線」「あいつらしょせん馬鹿なんだよな」がつきまとう。
日本の部活動、ブラック企業、あるいは特攻の原理などはアーレントの定義に近い気もするが、ソヴィエトや現代ロシア、あるいは霞が関官僚を知る私からすると、「凡庸な悪」は違和感を覚えるところが多いからだ。


「凡庸な悪」よりも説得力があります。特に日本では身につまされます。