中国の学年は概ね9月に始まり6月に終わる。
旧正月は1月末か2月初めなので、新正月は普通に仕事。
なので、今は学年が終わると、「一年が終わった」感がある。
特に今年は前期(22年9月~12月)がまだオンラインが続いていて、12月にいきなり規制が終了して感染が拡大、ほうほうの体で日本に帰り、23年2月から対面授業が復活、今日に至っている。
そもそも昨年の4月から6月は大規模都市封鎖が行われ、1カ月以上は一歩も外に出られない生活が続いた。
思い返してみれば、激動感が半端ない。
ソ連に行けば国家崩壊、フランスに行けばテロルとストライキ、ロシアに行けば金融危機、中国に来たら都市封鎖と、どう見ても外国に行くとロクなことがないはずだが、止められない体質があるようだ。
それはそれとして、今期の試験の結果もまた衝撃的だった。
2年生の日本語作文の授業で、56人中16人が追試という結果になったのだ。
赤点だったものの、平常点を加味してギリギリ追試を逃れたものが3人いたので、19人が赤点(59点以下)である。
つまり、3分の1が赤点だったことになる。
追試は面倒なので、これまでも「できない学生」でも平常点を加算して追試を避けるように、試験の難易度を調整していたのだが、それでも作文は1~3人程度の追試者がでていた。
私も「数人は仕方がない」と思っていたが、中間試験(大学なのに!)の結果も悪かったため、中間試験の悪かったものには事前に警告を出していた。が、殆ど効果がなかったどころか、むしろ悪化した。
教員として責任が問われる事態である。
これまで評価されてきた実績があるし、他の科目の結果も芳しくないので、私の立場が急に悪くなることは無さそうだが、この先が思いやられる。
やはり長く続いたオンライン授業によって、学習態度(普段家で勉強する姿勢)が失われてしまったことが大きいようだ。
最低限の宿題は提出するものの、それもネットや機械翻訳を駆使するので、全然実力が養われないという問題もある。
小論文やレポートは「文法上の間違いが一箇所もない」ものが少なくなく、どう見ても機械翻訳だろう。
最近の機械翻訳は精度が上がっており、「機械臭さ」が失われつつあるのもたちが悪い。
結果、機械を使って手抜きしたが作文が「点が高い」という結果になり、成績評価の根本が瓦解しつつある。
今後考えるべき課題ではあるが、結論を出すのは容易ではなく、恐らく大人数を相手にした外国語学習そのものが
陳腐化しつつある現れなのだろうと推測される。